Mahorovaとは

Mahorovaという名前「The Name of Mahorova」

「Mahorova」という名前は、「まほろば」という古くからある日本語に由来しています。

日本の古代神話がつづられた記紀「古事記」には、日本の国づくりの英雄、「日本武尊」(ヤマトタケルノミコト)が詠んだ歌に、「まほろば」という言葉を詠み入れたこんな歌があります。

「倭(やまと)は國のまほろば たたなづく 青垣 山隠(やまごも)れる 倭(やまと)しうるはし」

「やまと」という国は本当に素晴らしい。青々とした垣根のように幾重にも連なる山々に囲まれた『やまと』は、なんと美しくうるわしい国なのだろう」というような意味です。日本武尊が父景行(けいこう)天皇の命を受けて諸国を巡っている最中、伊勢国(三重県)を訪れた際に詠んだ「国偲び歌」または「国ほめ歌」のひとつといわれています。他国を訪れてこそ感じるふるさとに対する郷愁と国をたたえる気持ちが伝わってきます。

「やまと」とは、古代日本の中心であった奈良盆地周辺のことを指すとされますが、それはそのまま日本全体のことを表しているといってもいいでしょう。「美しい日本」を修辞する「まほろば」という言葉の響きには、「ほかにはない優れた場所」というような意味合いも含まれているのです。

私たちを育んでくれた日本とふるさとの郷土を愛し、たとえそれが小さなことであっても、なんらかの形で日本社会や地域社会に貢献できれば…。それが「Mahorova」の一番の願いです。あるときは商店、あるときは貿易商社、あるときはアーティスト集団として、さまざまな暮らしの場面を少しでも楽しくすることに関わることができるのなら…

「Mahorova」は、日本や世界を楽しくしてくれるようなおもしろいアイデアをもった人たちが集まる、そんな「ほかにはない優れた場所」となることを目指して日々研鑽し続けます。

Mahorovaが目指すもの [The Identity of Mahorova]

急激な為替変動など経済のグローバリズム化(国際化)の進展とともに日本経済の不安要因が顕著になってきました。経済環境の変動が激しく、人口減少・少子高齢化など、国内経済のファンダメンタルズがぐらつきはじめた現代の日本。海外展開ですでに成功を収めていらっしゃる大企業様や資金力と人的能力のある中小企業様を除けば、多くの中小、零細事業者の皆様、雇用を心配なさっている労働者の皆様の不安はつきないことと思います。

「グローバリズムに乗り遅れるな」とのスローガンが聞こえてきそうな昨今ですが、個人や海外進出の余力などないという事業者の皆様には簡単に手出しできるような話ではありません それでも、そう思っていらっしゃる皆様にも、国境によって生じる内外価格差を利用した経済活動が行えるチャンスがあるとしたらどうでしょうか?…。苦労して製作、生産している商材を、それほどの手間とコストをかけずに海外で販売するチャンスがあるとしたら…。

「Mahorova」は、厳しい世界情勢のなかにある日本を取り巻く現況を鑑み、日本のためにこそ日本を出て、日本のために働きたい…。「日本から世界へ、世界から日本へ」を合言葉に、国境を越えた経済活動・文化創造活動に携わることを運営方針の主柱としています。

Mahorova運営方針 [Our Principles]

三方よし… » 消費者の立場を第一に考えながらも、小売店様、中継ぎ様、製造者様の利益も考え、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方がよい関係で結ばれ続けたいと願っています。

切磋琢磨… » 「中国は労働力、市場として利用するだけ」というような考えではなく、お互いが切磋琢磨できる信頼関係を築きたいと思っています。

協働共喜… » 国内外を問わずMahorovaに関わって下さる方々と、協働を通じてともに喜びあえることを願っています。

社会貢献… » そうとはいえ、日本でできることをわざわざ海外に移転させるようなことは、本来、日本国のファンダメンタルズの維持のためには決してよいこととは言えないでしょう。そのことを見据え、日本から自信ある商材を海外の方々にも積極的にご紹介していきたいと考えています。

★世界と日本とを結び、おもしろくてためになるものを製作、もしくは探し出してきて日本の皆様にご提供すると同時に、日本の素晴らしい文化・産業を商材を通して海外に紹介していきたい。簡潔にいえば、最小単位のコングロマリットのような役割を担いたい。 国境を越えた双方向の経済活動・文化活動をミニマムに展開する。そしてそのことが日本と世界のどこかで誰かに役立っている――それがMahorovaの目指すところです。 まだ、法人格は得ていませんが、ゆくゆくは法人化を視野に入れています。Mahorovaは、同じような思いを抱かれている方々にお会いできることをいつも願っています。