元祖飛び出し坊や「とび太くん」、お隣の国、台湾で飛び出し注意!

  • 2015年3月14日
元祖飛び出し坊や「とび太くん」、お隣の国、台湾で飛び出し注意!

すでに皆さんもご承知のとおり、日本国外にも飛び出し注意の輪は広がっております。今回は、Mahorova の仕事仲間が台湾へ行く用事があって、とび太くん看板を連れだって行きました。

昔から日本と関係性が深いお隣の国・台湾ですが、多くの日本人にとっては、どう認識すればよいかよくわからない国(地域?)なのではないでしょうか?

たとえば、台湾の正式な国名が「中華民国」というのは歴史に明るい方はご存知でしょうが、台湾の方自身は自国の名をふだん「台湾」と呼んでいます。ですので、第三者からすれば、どう呼べば本当にいいのかが微妙な気分になります。また、台湾最大の都市にして、政治・行政・経済の中心地、「台北市」を、単純に「台湾(中華民国)の首都」と表現することにもためらいが生じてしまいます。

なぜなら、歴史上、「中華民国」の本来の首都は大陸にある「南京」であったため、正確には、「台北市は事実上の首都」とでも表現しないといけないからです。事実、台湾で出回っている台湾(中華民国)の地図をみると、いまでもその版図が大陸の奥地まで、果てはモンゴル共和国まで含まれているのは興味深いことです。

高さ508mの台北101。一時期は世界一の高さを誇っていました。バベルの塔を目指すものは、また新たなバベルの塔にその座を開け渡すのですね。それも世の常…。

高さ508mの台北101。一時期は世界一の高さを誇っていました。バベルの塔を目指すものは、また新たなバベルの塔にその座を開け渡すのですね。それも世の常…。

日本人にとっては、中国との関係性もあり、台湾について触れることは、なかなか気を遣いますね。また、台湾国内でも、外省人(中華民国国民党政府の大陸からの避難とともにやってきた人)と本省人(それ以前から住んでいた人)の微妙な意識の差もあり、現代では「台湾人」というアイデンティティも確固たるものとなってきてはいますが、日本人としては、台湾人の方を前に、うかつな政治的発言は慎んだほうがよいのかもしれません。

夕方からのにぎわいに圧倒される台北市内にある士林夜市。日本人観光客にも大人気の場所です。

夕方からのにぎわいに圧倒される台北市内にある士林夜市。日本人観光客にも大人気の場所です。

台湾は、歴史上、日本の施政が行われていたこともあってか、台湾の方々は概してとても親日的で、日本人に対して親切な対応をしてくれます。治安も良いですし、医食同源で健康面にも配慮された台湾料理は、日本人の口にとても合います。そういった評判が日本人に広まったこともあるのでしょう。このところは、日本人、とくに女性たちの台湾観光も人気ですね。

さて、そんなウンチクはおいて、肝心のとび太くん看板は台湾でどうなったのでしょうか? とび太くん看板を連れだって行った者(匿名希望)の報告によると、台北市内を回り、各所で記念撮影をした後、地元の方の協力を得て、設置したとのこと。

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設置された場所は、台北市三重區文化北路與信義西街口の一角。日本(滋賀)で見られるように電信柱の脇に設置されたようです。

ついに台湾にもとび太くん看板が登場したのですが、その直後、残念な知らせが入ってきました。地元の方の報告によると、2日後にはすでにその場所からとび太くん看板はなくなっていたという話です。ついにおそれていたことが起きました。これまでにも海外での設置については、慎重な判断で、とび太くんを見守ってくれる方などに託してきましたが、とうとうこのような事態に…。

IMG_7361 (コピー)

「とび太くん誘拐…」。どのような人が何を目的にとび太くんを誘拐したのかはわかりませんが、台湾のどこかでとび太くん看板がドライバーや子どもたちに飛び出し注意を訴え続けていることを祈るばかりです。

 

台北を旅するとび太くん

台北市内を旅するとび太くん

どこに飛び出すべきかと台北市内を旅するとび太くん

どこに飛び出すべきかと台北市内を旅するとび太くん

 

飛び出し注意を呼びかけるには良い場所に設置されたようなのですが、この2日後に誘拐されました…。

ここにとび太くん看板は設置されました。飛び出し注意を呼びかけるにふさわしそうな場所に設置されたようなのですが…。この2日後には誘拐されていました…。

 

Mahorova気まぐれ写真

日本海からの寒気が入り込む滋賀にも、3月ならではの春の彩りがやっときました。クロッカスは突然姿を現します。手前は山菜の定番、「こごみ」の株ですが、まだ、こごんでいます(笑)。

日本海からの寒気が入り込む滋賀にも、3月ならではの春の彩りがやっときました。クロッカスは突然姿を現します。手前は山菜の定番、「こごみ」の株ですが、まだ、こごんでいます(笑)。

最近は、とび太くんもいろいろに変化してるようです。滋賀県近江八幡市の旧市街にあるでっち羊羹の老舗、「和た与」前のとび太くん風飛び出し坊や。こちらは久田工芸さんの制作によるものです。

最近は、とび太くんもいろいろに変化してるようです。滋賀県近江八幡市の旧市街にある、「でっち羊羹」の老舗、「和た与」さん前のとび太くん風飛び出し坊や。

 

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