皆さんも各メディアでご覧になられたように、2015年3月13日、14日、超大型サイクロン「パム」が、南太平洋に浮かぶ国、バヌアツ共和国に甚大な被害を与えました。これまで「世界一幸せな国」ともいわれてきたバヌアツの現在の惨状は、目を覆いたくなるばかりです。民家のほとんどが壊滅状態とも伝えられています。
被災されたバヌアツの方々に心よりお見舞い申し上げます。そして、亡くなられた方々に、深くお悔やみを申し上げます。
以前にこのブログでもお伝えしましたように「とび太くん」看板をバヌアツに連れ出し、現地の方々にとてもあたたかいもてなしを受けた身としましては、なんとも申し上げようがありません。そんななか、どうしてもいたたまれず、当時、お世話になった現地在住の大数加裕信さん、土山裕誉さんにコンタクトをとらせていただきました。
うかがったお話しでは、このような事態になりましたので、おふたりも運営に関われている「日本バヌアツ親善協会」様が、「バヌアツ共和国親善大使」相川梨絵さんを筆頭に「巨大サイクロンPAM被害に関する支援金募集」活動を展開されたそうです。各種ご対応に奔走されていらっしゃる中、こころよく情報をご提供いただきましたことに感謝いたします。
支援金は、おもに家を失った方々のために、トタン屋根の援助に向けたいと土山さんはおっしゃっていました。現地の村々の家は、伝統的にナタンゴラという葉を使った屋根でしたが、サイクロンでナタンゴラの木が軒並み倒され、当分の間はナタンゴラの葉で屋根を作ることができないからだそうです。雨風を防ぐためにも、代案のトタン屋根をひとつでも多く支給できれば…とのことです。
とび太くん看板を寄贈した先の小学校も、おそらく大きなダメージを受けていると思われます。子どもたちのことはもちろんのこと、子どもたちの登下校を見守っていたとび太くん看板がどうなったのかも気になるところではありますが、しかし、今はただ、被災者の方々への支援のために、皆さんにもご協力のお願いを申し上げたいと思います。
バヌアツ支援金募集について詳しくはこちら
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サイクロン被害に遭う前のバヌアツの美しい姿をみてください。今回の被害でこのほとんどすべてが台無しとなってしまいました。一刻も早く家々やインフラが復旧し、皆さんがかつての笑顔を取り戻してくれることを祈るばかりです。