ビックリな反響があった能登川博物館の飛び出し坊や企画展

ビックリな反響があった能登川博物館の飛び出し坊や企画展

企画展後も博物館の顔として飛び出し続ける「とび太くん」

以前ご紹介した、東近江市にある能登川博物館さん企画の「飛び出し坊やとゆかいな仲間たち」(開催期間2013年3月6日~4月28日)ですが、あまりに好評だったため、5月12日まで開催期間を延長されたそうです。展示期間中は、兵庫や愛知ほか遠方からも来館者があったそうで、滋賀県の一地方都市の博物館の企画展示としては「異例の反響があった」と、企画された学芸員の杉浦隆支さんはおっしゃっていました。来館者数も通常の企画展ではありえないほどだったといいます。

その模様は、NHKのニュース(関西エリア・滋賀)やTBSの「朝ズバ」(全国放映)、地元ケーブルテレビなどのテレビメディアをはじめ、新聞各紙やネットなども含め、今までにないくらい多くの媒体で紹介されたというから驚きです。何ゆえにそこまで注目されてしまったのでしょう? 博物館の企画展としては今までにない面白い内容だったということもあるでしょうが、実はマスコミのみなさんも「飛び出し坊や」の熱烈なファンだったりするのでしょうか?(笑)

このように話題となった企画展に、Mahorovaとしても、ほんの少しですがご協力できたことは大変光栄なことです。と同時に、今回の企画展のおもな展示物であった飛び出し坊やの写真を、300カットも地道に撮り集めていた澤田弘行さん(能登川博物館地域学芸員)には頭が下がる思いです(澤田さんは実はトンボの研究をおもな活動とされていらっしゃるのですが…)。兎にも角にも、元祖飛び出し坊や「とび太くん」誕生40周年の節目には、とてもふさわしい企画であったことは間違いありません。昭和生まれの奥ゆかしいとび太くんは、自分から自慢げに話したりなどは決してしませんが、「とび太くん」自身も、これまで40年間風雪に耐え、ときに腕や足を失いながらも、自らが犠牲となって子供たちを守るために街角に立ち続けてきた甲斐があったと内心思っていることでしょう。

「とび太くん」以外で人気投票1位となった近江商人タイプの飛び出し坊や

「とび太くん」以外で人気投票1位となった近江商人タイプの飛び出し坊や

今回の企画展については新聞各社が一斉に報道しました

今回の企画展については新聞各社が一斉に報道しました

さて、今回の企画展では、「とび太くん」をはじめ、展示されていたさまざまな飛び出し坊やの写真のなかから、来館者による人気投票も行われました。そのなかで一番の人気だった飛び出し坊やが、以下の写真のものです。

この坊やは、Mahorovaの拠点のすぐ近く、近江商人のふるさととして知られる東近江市五個荘地区にたった1体のみ設置されているもので、かつて天秤棒を担いでいた近江商人をモチーフとして、顔部分がとび太くん顔になっています。最近までは完全体の体だったのですが、いつのまにか足が無残なことになっちゃっていました(こうなるのが飛び出し坊やの宿命ですよね…かわいそうですが…)。いつの日か五体満足な姿に生まれ変わることを期待しておきましょう。

人気投票に参加された方のうち、抽選で10名の方にMahorovaが提供いたしました「とび太くんグッズ」が能登川博物館さんからプレゼントされたそうです。ネット販売以外では、滋賀県内でも限られた場所でしか入手することができないグッズですから、当たった方はラッキーでしたね。大切に扱っていただけるとありがたいです。とはいうものの、消耗品ですから看板と同じように手や足が切れてなくなってしまったり、色あせてきたりした際には、また新しいとび太くんグッズを購入してくださいね!

能登川博物館さんのブログ

http://notohaku.shiga-saku.net/e919524.html

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