もう今年も日がないので、今年後半期以降にためてしまっていた「とび太くん」の話題をあわてて書き殴ります。最近、やっとブログの更新にも慣れてきたため、年末までにどんどん書き進めたいと思います(実はブログの更新方法が今年のある時期から変更になり、更新方法に手慣れる前にイベント等への参加が重なって、ブログに手が付けられなくなっておりました)。
昨日、地球の裏側モロッコにとび太くんがついに設置されたとお伝えいたしましたので、ついでに今日もとび太くん海外情報をお伝えいたします。
そもそも、もとはといえば、この元祖飛び出し坊や「とび太くん」(参考:「飛び出すな坊や 0系」みうらじゅんさんの以前からの呼び名)を海外へ連れ出そうと呼び掛け、また実践されたのは、Mahorovaブログでも何度かこれまでにご紹介させていただいた滋賀県栗東市在住の永田純子さんです。2011年11月に行われた世界初の「飛び出し坊やコンテスト」でご一緒させていただいた際に、初めてとび太くんを海外へ連れ出す予定であることをお聞きしました。このころは、とび太くん看板の通常サイズのものしか存在しなかったので、海外に連れ出すのは大変なことでした。その後、「とび太くん看板ミニ」も登場しましたので、海外への連れ出しも容易になりました。
Mahorovaもとび太くんを海外へ連れ出すことの大いなる意義に賛同し、機会があれば海外に連れ出し、またその呼びかけ・報告などを行うようになりました。そして、ついにはそのような動きがネットニュース(exciteニュース)に流れ、新聞・雑誌また関東でもフジテレビさんの「アゲるテレビ」(関東地区のみ放送:惜しくも今年9月で終了)などに取り上げられるなどいたしました。その後、いったんとび太くんの海外への飛び出し具合はスローなかんじでしたが(正直、Mahorovaとしましてはほかのことも含めドタバタでしたので・・・笑)、それでも着実に一か国、一か国ととび太くんの世界進出は進められていっているのです。
今日のとび太くん海外の報告は、提唱者の永田純子さんからの情報です。少し前にお写真をいただきました(TOP写真)。永田さんのご両親が中国・江蘇省徐州を訪れた際に、「とび太くん」看板を寄贈されたそうです。まだどこに設置されたかについては連絡が入っていないとのことで、はたして意義が伝わってちゃんと設置されているのか心配な面もありますが、ご両親がとび太くんを託した先は実は永田さんのご親族にあたる方(TOP写真左が永田さんの姪、中央・右の二人がいとこ)なのだそうで、その点はしっかりとなさっていることと思います(ちなみに、写真の後ろの建物は永田さんの中国のご親戚が運営されている「徐州聖旨博物館」)。
もうひとつ心配なのは、最近の日本と中国の関係悪化のとばっちりを受けて、もし設置されたとび太くん看板に何かが起きてしまったら・・・なんていうことももしかしたらありえるかも・・・と思えてしまうのが少し残念な気もしますが、このとび太くん看板には、棒のところにしっかりと「中日友好」と書かれてあります。これは永田さんや中国のご親戚のみなさんのご意志なのでしょう。ぜひともそうであってほしいと願うばかりですが、日本、中国双方ともこのところ冷静さを失ったような対応の応酬が繰り広げられることが多いのは気になるばかりです。日本と中国などアジア諸国同士が争って一体だれが得をするのでしょうね? ま、政治的なお話しはそこまでにしておきましょう。とにもかくにも、交通事故が多発しているであろう中国に渡ったとび太くんのおかげで、少しでも中国(徐州)の子どもたちの命が救われますように・・・。
一方、永田さんからは、以前にMahorovaブログでもご紹介しましたネパールに渡ったとび太くんの続報もいただきました。ネパール東部のシンドゥリ郡にある「ハッピーガールズホーム」という孤児院に寄贈されたとび太くんですが、すっかり孤児院の飾りとなって落ち着いているとのことです。どうやら本来の役割は果たしていないようですが、まぁこれも良しとしましょう(笑)。とび太くんもここなら足や腕などを失うこともなく、孤児院の子どもたちに囲まれながら毎日を楽しく過ごせて満足なのではないでしょうか。
滋賀県はもとより、日本、そしてついには世界の子どもたちを交通事故から守る使命を背負ってしまった(押し付けられた?笑)とび太くんですが、交通安全だけにとどまらずとび太くんにはできるだけ自由に活動してもらえればと思いますし、ファンの方々も同じような思いなのではないでしょうか?
やはり、巷の自主的な思いと活動から広がりを見せてきた、元祖飛び出し坊や「とび太くん」にふさわしい活動領域の広がり方というのがあるように思えてなりません。
個人だろうが組織だろうが、滋賀県だろうが日本だろうが海外だろうが、全部ひっくるめて、世界中の誰もが思い思いのイメージを照らし合わせることができる・・・これからも、そんな誰にも愛される「とび太くん」らしい姿を見せつづけてもらえるといいですね。