飛び出し坊やが世界に飛び出していた???

飛び出し坊やが世界に飛び出していた???

今回は、突然ですが、Mahorovaの本拠地・滋賀から、いや日本から飛び出た話です。
このブログを書いている「とびだしくんグッズ」企画・販売担当の私、川村は、実はもともとは編集ライターが本職です。Mahorovaを運営する現在でも、時折、スケジュール都合が合う場合はライターの仕事もします。

昨年は、前々からたまに請けている「地球の歩き方」の取材(ドバイとアラビア半島の国々)で、カタールとクウェートに行きました。そのときにカタールの首都、ドーハの道端で発見してしまったものが写真のものです。

これを見た瞬間は、「あれっ? 飛び出し坊やが日本から遠く遠く離れたこんなところにまで?」と、ついついはしゃいでしまいました(笑)。ですが、よくよく見れば「QIB」との文字があり、どうやらカタールの最大手銀行、カタール・イスラム銀行(Qatar Islamic Bank)の広告看板だということがわかりました。ただ、広告とはいえ、横断者に信号を守りましょうという注意も呼びかけているようなので、やはり、飛び出し坊やの一種または亜種とでもいいましょうか・・・のようです。

逆に、広告というよりも、むしろ、交通安全を啓発する活動、つまり慈善事業のひとつといったほうが正確かもしれません。それならば、なおさらに飛び出し坊やと同じ匂いがしてきます。とくに、イスラム銀行といえば、シャリーア(イスラム法)によって“利子”“利ざや”という概念がないとのことで有名ですが、そんな寛大さの顕れでしょうか?(笑) ま、結局は宣伝になってはいるので、広告には違いないですが・・・。

それはさておき、看板の鬚面男性の絵柄がアラブそのものですが、ふつうにイメージされる硬く険しいアラブ男性の表情ではなく、少し笑顔めなところが、なんとなく日本のマンガの影響を受けているのでは?というふうにも見えます。もしかして、この看板を思いついた人は日本に来たことがあって、飛び出し坊やの存在を知っているのかも・・・?

なんにせよ、現場ではなかなかの存在感がありました。こういった看板はドーハの街角でよく見られるものというわけではなく、気付いたのは、中心部を通る交通量の多い海沿いの道、アル・コルニーシュ・ストリートにあったこの看板だけでした。

海外で道沿いにこのような人型の看板を見かけることはほとんどないといっていいのですが、このようなものがカタール人の独自の発想から生み出されていたのだとすれば、それはそれで興味深いことです。

この看板の発案者にその由来を聞いてみたいとの思いが強くなりました。ちなみに、ドーハの街をゆく人々には(カタール人は高級車に乗り、歩いているのは大抵外国人労働者のみなさんですが)、この看板の効力はあまりないようで、車が通らなければ赤信号を無視して横断しているようでした。まぁ、そのぐらいが“国際標準”(グローバルスタンダード)といったところなのでしょうが・・・。とにかく、日本だけでなく、世界中で交通事故に遭われる方が減ることを祈るばかりです。

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