とび太くん、ついに白人圏に登場か?!@オーストラリア・シドニー編

とび太くん、ついに白人圏に登場か?!@オーストラリア・シドニー編

バックパッカーやシドニーっ子たちに人気のクージー・ビーチ(Coogee Beach)

先日お伝えした、とび太くんがヒマラヤの麓、ネパールの農村に進出した件に引き続き、またまたまた海外進出の話が舞い込んでまいりました。これまで、とび太くんが進出を果たした(と確認されている)国々は、韓国、インド、バヌアツ、U.A.E(ドバイ)、ネパールなどですが、今回は初めて白人圏に進出したのかも…という話です。

Mahorovaと関係の深いオーストラリア・シドニー在住の夫妻(日本人とオージーの夫妻)が「娘たちもファンだし、とび太くんをぜひオーストラリアにも!」とのことで、日本に里帰りしてのち、オーストラリアに帰国する際にとび太くんを連れ立って行きました。その後、どうやらいろいろと忙しくしていたそうで、連れ立ったとび太くんについて長らく情報提供はなかったのですが、最近になってようやく現地から写真付きのメールが届きました。

その写真を確認したときには、「ついに現代文明の中心的役割を担う白人文化圏(コモンウェルス・アングロサクソン文化圏)にも、日本生まれの飛び出し坊やが進出したのか…」と、少々感慨深くなりましたが、事はそんな単純な話ではありませんでした。というのも、オーストラリアなどの白人文化圏はいろいろと管理社会化が進んでいて、公共に関するアクションを起こそうとすると必ず届出や許可などが必要になってきて、話がどんどん複雑になってきてしまうということが大きなネックだということでした(まぁ、日本でも事を起こそうとするとたいがいこういった行政法律的な複雑な問題に直面しますよね?…飛び出し坊やに関しては意外とグレーゾーンなままですけど……。滋賀県だけがそうなのでしょうか?(笑))。欧米は確かに訴訟社会化が進んでいて、ちょっとしたことで各方面から難癖(クレーム)が来ることがありますし、そういう事態に陥ることは大方予想されていたことでしたが…。

オーストラリアにも絶対に必要なハズ!常設が待ち遠しいですね~

オーストラリアにも絶対に必要なハズ!常設が待ち遠しいですね~

どこの国に設置されてもしっくりとくるのがとび太くんのなせる技

どこの国に設置されてもしっくりとくるのがとび太くんのなせる技

そんななか、どこに設置できるだろうかと夫妻が考えた末、やはり夫妻の娘さんたちが通う学校(シドニーのイースタン・サバーブにある、とあるエレメンタリー・スクール…日本でいう小学校)の前がいいのでは?ということになり、設置許可をもらおうととび太くんを学校の事務窓口まで持参して、とび太くんについての趣旨を説明したそうです。そうすると、窓口の係のスタッフは、「これはかわいい! 趣旨はすごく理解できるし、すばらしいですね。確かにこういうものが必要かも!」とオージーらしいちょっと大げさな反応とともに賛意を示してくれたそうなのですが、「でも……、やっぱり上(カウンシル…市役所)のほうにいろいろと書類を提出して、許可が出るかの判断を仰がないと設置するのは難しいですね。」とのこと。

そこで夫妻は、ここまで来たからには面倒になりそうだが頑張って手続きをしてみようと思い、話を進めてもらえるようにお願いしたところ、今度は係の人が面倒臭そうな雰囲気を醸し出してきたので(多分、仕事が増えてしまうのが面倒だったのかもしれませんね(笑))、仕方なく「では、学校前にほんのひととき設置して、記念撮影だけでもとりあえず許可してください!」とお願いしてみたそうです。さすがにそのくらいはすぐに許可してもらえたそうですが、それでも「いつ設置して撮影しますか?」だの「交通整理が必要になりますか?」だの、かなり大げさな話になってしまい(オージーギャグかもしれませんが…)、結局、日を改めて時間を指定して撮影だけさせてもらえることになったとのことです(結局面倒な話になってしまいました(笑))。

そんな苦労をして撮影したのがこの写真。今回はとんでもなく面倒な話になりそうになったので、夫妻はあえなく記念撮影だけで退散という結末となったようですが、それならばいずれは、管理が行き届いたシドニーなどの大都市ではなく、だだっ広い田舎のハイウェイ沿いなんかに設置できれば…などとたくらんでいるそうです(しかし、たとえ人っ子一人いないような田舎といえども、無許可で設置した場合はもしかしたら罰金刑などの法的措置を受けるかもしれないので、そんな無謀はやめておくようにと注意を促しておきました(笑))。

おおらかなイメージのあるオーストラリアですが、こういった行政に関わる部分では結構規則が厳しい(本当はただ面倒なだけ?)のが実情です。やはり、白人文化圏は手ごわい!……とはいうものの、実はシドニーの街なかでは、路上に停められた車に「CAR FOR SALE」なんて書かれていたりもするので、やっぱり白人文化圏のなかでは適当な感じもあって、にくめないのがオーストラリアのスタイルだったりもするのです(笑)。

そんなこんなな結末でしたが、いずれはオーストラリアの街角にとび太くんが正式に飛び出す日のことを、みなさんも期待していてくださいね! あるいは「自分がそんな面倒ぐらいかってでもやってやる!」という「漢」な方がいらしたら、ぜひ!

追記:Mahorovaでは、「世界に広げよう飛び坊の輪」ということで(陳腐な呼びかけ言葉ですが…)、とび太くんをどんどん海外に連れ出し、設置してくれる方が万が一いればなぁと一応呼びかけています。もし、どこかの国を旅行・仕事などで訪問される際は、ついでにとび太くん(ミニ看板)を連れて行ってみてください。その際に撮影された写真をお送りいただき、設置にいたるまでの経緯などをお聞かせいただけたら幸いです。その内容はMahorovaブログにて公開させていただきます(個人名等の公開・非公開についてはご相談させていただきます)

「世界の子どもたちを交通事故の魔の手から守ろう! 」
Save all the kids on earth with Tobitakun!

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